■ 一噌幸弘 プロフィール
一噌幸弘(ISSO Yukihiro)
(能管、篠笛、田楽笛、リコーダー、ゲムスホルン)
能楽の一噌流笛方、一噌幸政の長男として9歳の時に「鞍馬天狗」で初舞台を踏み、以後、一噌流笛方として、「石橋」(1983年)「猩々乱」(1984年)「道成寺」(1987年)「翁」(1988年)等の数々の大曲を披く。
一方で、1991年よりは能の古典、自身のオリジナル曲、そしてクラシックの古典まで、様々な楽曲をレパートリーに、彼自身の新しい解釈を加えた自主コンサート『ヲヒヤリ』を主宰する。
彼の中にあっては古典と現代は全く同時に、一切の翻訳作業を必要とすることなく存在するものであり、その音楽は、従来の古典と現代の音楽を、ただ接ぎ木的に結びつけようとするものとは確実に異なるもので、あらゆるジャンルの壁を突き破った、今日的な可能性豊かな表現として注目される。
さらに、即興演奏家としては内外の様々なジャンルのミュージシャン、あるいはアーティストとの共演をおこなうなど、彼の研ぎ澄まされた一音が切り開く音楽世界は、限りない可能性に満ちたものとして期待される。
能管以外にも、篠笛そして自ら考案した田楽笛、さらにはリコーダー、ゲムス・ホルン(つの笛)などの和洋各種の笛を演奏し、1981年度朝日新聞社主催の全日本リコーダー・コンクールにおいては、最優秀賞を受賞している。
2006年2月の「笛・幻想の旅」(東京オペラシティ)では、金聖響指揮の東京フィルハーモニー交響楽団との共演でバッハを演奏、能管の新しい可能性を示したコンサートとして賞賛された。
自己の作品には『東京ダルマガエル』(1990年)、ドイツのフリー・ジャズ奏者であるペーター・ブレッツマン等とのライブを記録した『フィア・ティーレ』(1993年)、『リーヤリ』(2001年)、『ふ、ふ、ふ、』(2006年)、『カカリ乱幻』(2007年)、『よしのぼり』(2008年)がある。
日本能楽会会員(重要無形文化財総合指定)
国立劇場養成研修所講師
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